白いシリコンのイアチップが2個(左右)×大中小ついています。以前使っていたBoseのイヤフォンのチップよりはよほど取れにくいのだけれど、それでも半年に1回くらいはどこかに消えてしまい、片方が中、片方が小サイズで使っていました。自分では取れる可能性があるものだからと気をつけているけれど、他の人が触るとダメなんですよねぇ。友達のホテルの部屋でなくなった事もあるし、更に今年初めに入院した時に夫に頼んで取ってもらった時に無くしたらしく。
パーツもかなり傷んできていたため、流行りのskullcandyの安いものを買ったのですが、ワイヤーがごつくて使いにくい。その頃なかなか寝つけない時にオーディオブックを聴きながら寝る事が多く、ごついチップとワイヤーはその用途にはとても使いにくいこと、リモコンがついていた方がいいこと、その二つの理由から再びアップルのIn-Earを買おうと決めました。
ちょっとでも安くないかなぁとeBayで探していたら、Genuine Appleの新品として安く出していた人がありました。「怪しいよなぁ」と思いながらも悪い評価がひとつもないショップだったため、がっちりスクリーンショットを撮ってから買ってみたところ…。
届いたものを触ると何か違う。まずシリコンの感じが違う。バリが残っている。手触り。全体的に「細かいところまで行き届いた製品を作っている」というアップル感の欠如。
結局返品してリファンドしてもらいましたが、その時ショップは同時に20個売って、ポジティブ評価を残した人が5人。おそらく他の人は返品したのでしょう。
これで懲りていたはずなのですが、更に二ヶ月ほど経ちまたちょっと覗いてみたとき、個人の人が「ほとんど使ってないけどipodを売ったから…」と出品しているのをみて「個人の出品なら大丈夫だろう」と買ったところ…また同じものだった時の脱力感ってばなかったですよね、ええ。その人は私に言われるまで、アップル純正だと信じていたそうです。こちらは返品も必要なく全額返金してえらい謝ってくれたので、今まで騙されていたこの人が気の毒になりました(同じもの3つも買ったらしい…それに同じセラーからブラックベリー用のも買ったらしい。多分全部偽物。)
で、件の偽物。
これが、結構よく出来てるんですよねぇ(爆)これと多分同じものがAmazonマケプレ(リンク)で5ドル〜売ってるんですけど、5ドルなら文句ないかもしれない。この情熱と技術をオリジナルブランドで表現すればいいのにね、と言いたくなります。
私は本物を持っていたから違いがすぐにわかったけれど、初めて買う人は「ちょっと変だな」と思ってもそのまま疑問をしまってしまうかもしれません。
そこで、偽物と本物のはっきりとわかる外観の違いをあげておきます。
・ケースの裏。本物には「Designed by Apple California」とある。偽物は真っ白。
・シリコンを外してみる。本物には「メッシュキャップ」がついていて、ねじ式で取り外せるようになっている。偽物はそもそもキャップを装着する部分がない。
手に持って比べてみれば違いがもっと色々あるのですが、一方だけ持って判断する場合はこのあたりがはっきりした違いなので、納得がいかないものを手に入れた方は参考にして下さい。