今日は「The Fighter」を見に行く気満々だったのにAT&Tのカスタマーサービスのせいで時間過ぎちゃったシクシク…。なんだか賞味期限切れな話題だけど、節目づけにいってみよう。
1. 「インセプション」 (Inception)
2010年ベストはメジャーな話題作を1位にしてしまいましたわオホホ。しかし夢のまた夢という抽象的かつどうとでも調理出来るテーマをこれだけのエンタメに仕上げたのは驚嘆。ノーラン監督はボルヘスの「円環の廃虚」や「隠れた奇跡」から着想を得たらしいので引っ張り出して読んでみたのはいいけど、「……。」 えーっと、どの辺りでインスピレーションあったんでしょうか?私ごときの頭ではボルヘスは理解出来ません。。エレン・ペイジLOVEな私ですが、この映画はジョセフ・ゴードン・レヴィットが最高によかった。ぜひアカデミーの助演賞候補に入って欲しかった。
2.「瞳の奥の秘密」 (El Secreto de Sus Ojos)
前年のアカデミー外国映画賞。レビューでも書いた通り、こんな端正な映画が見られるとは思いませんでした。おすぎさんが「生涯の50映画に入る」と言ったらしいのですけど、結構映画の趣味が似ているようでいつも気になってしまいます。
3. 「ブラック・スワン」 (Black Swan)
「レスラー」には負けるけどドキドキしながら見ました。どこからどう見ても山岸凉子モチーフ満載!ダ・ヴィンチコミックの「牧神の午後」に収められている「黒鳥」という中編、制作陣はあれ読んでるんじゃないかと思ってしまった(そんなはずないんだけど)。12歳の女の子の部屋みたいな内装や母親の干渉過剰、父親の不在、性的コンプレックスetc 頭の中で山岸凉子先生の名前を連呼しながら見てしまいました〜。結局のところ最後はどうだったんだよ?という曖昧なオチも唐突な幕切れも好みです。ナタリー・ポートマンはようやった!