2010年4月30日金曜日

生でこんなに歌が完璧な人を初めて見たーNorah Jones @Plaza Theater

2010年4月29日、ノラ・ジョーンズ@プラザ・シアター、よかったですっ!
ノラ級のの知名度の人がプラザ・シアターみたいなこぢんまりホールでやるなんてチケット取るのは無理だろうなと思っていたけど、チケット発売時間ぴったりにオンラインでアクセスしたら取れました。やっほーい!そこから首を長くして待っていました。こっちに来てからコンサートといえるコンサートには行っていないので本当に久しぶりでした。

開演は8時。結構遅いです。でも本当のジャズクラブとかでやるのならもっと遅いのかなぁと考えながら待っていました。
最初に出てきたのは前座のサーシャ・ドブソン(Sasha Dobson)でした。サーシャ、ノラのバックバンドにいるんですね。ノラに迫るくらいスモーキーないい声です!
「今日すっごい風だったよね。エルパソっていつもこんななの?」
「私のおばあちゃんがメキシカンなのよ。アメリカの別の場所でメキシカンの人に会えるって楽しいね」
Gus Seyffertと二人、自分たちでエフェクトかけながらの演奏、手作り感溢れるステージでした。特にスチールギターを使った曲がとても心に残りました。

サーシャのステージが大体30分。そこで休憩を挟んで、その間スタッフは念入りなチューニング。
ノラが登場したのが9時ごろでした。やっぱかなり遅いね。

そしてついに出てきたノラは、小柄!
かついだ赤のフェンダーが体からはみ出ています。


私はオペラグラスを駆使してノラをじろじろ観察。衣装は派手な紫のバルーンドレスに、黒のホルターネックというのか、バーテンダー風のベストというのか、そんなのを上に着ていました。靴はディズニーストアで売ってそうな、ピンクでキラキラがついた靴。髪形も変で、8:2で2の方をぴったり撫で付けたような。って、最近はプレスでもよくこの髪形をしてるんですね、こんな髪形→写真

そんな彼女の表情を見ると、ものっすごい険しい(笑)「何を怒っているんですかお嬢さん?」って聞きたくなるくらい。
化粧が濃いのもあるけど、いやいやそれ以上に相当のしかめっ面ですよ。割とにこやかに歌うようなイメージだったのですけど、このfrownで歌う彼女のライブのいつものスタイルみたいですね?

ギターを抱えて、新しいアルバム「The Fall」から続けざまに3曲。
短いメンバー紹介以外、ほとんどMCも挟まずにエレクトリック・ピアノの前に立ち、アルバムの導入の二曲「Chasing Pirates」「Even Though」を。アップテンポで迫力がある曲をどんどん続けて投げてきます。

いや、しかしほんっっっとに、歌が上手いですよ!
誤解を恐れずに言うと、「CDのまま」なんです。普通はライブになると音程が揺れたり高音がかすれたりとかあると思うんですけど、彼女の場合はそういうのがほぼ全くないんですよね。「CDと同じ完璧さ」なんですよ。声量もせまってくる迫力のあるボリュームです。

ここで初めて、旧アルバムからの曲が入ります。「Rosie's Lullaby」、しばらくは「The Fall」の曲と2枚目のアルバムの曲が流れます。

次にノラはピアノの前に座ります。「Sinking Soon」はライブのハイライトと言っても良かったと思う。
観客からの「Lone Starをやってよ!」の声に、「心配しないで。テキサスでは必ずあの曲を演るからね」とノラ。

「ワンちゃんの曲を歌うわよ」と始めたのが、「Man of the Hour」。えっ、この歌詞って面白いなぁとなんとなく思っていたけど、犬の事を歌った曲だったのかっ!!!分かってなかったよ〜。
「♪ I know you'll never make me cry. You never argue. You don't even talk …あなたは私を泣かせたりしない。喧嘩もしないし、喋る事さえない♪」ってwww そうでしたか。

この歌のユーモアに観客も盛り上がります。そのままアレンジを若干変えた代表曲「Don't know why」へ。

最後はテキサス(lone star state)では必ず歌うからといった一つ星の歌、「Lone Star」でしめて、奥へと消えていったのでした。

客席の私たちはスタンディング、拍手を続けてアンコールを待ちます。(続く)

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