2010年11月21日日曜日

メキシコ革命100年記念短編映画集 REVOLUCIÓN (2010)

どうも昨日(11月20日)と今日の限定での公開らしいのですが…
ベルリン映画祭にも出展された、メキシコの短編オムニバス映画「REVOLUCIÓN」が、Youtubeなどweb上に公開されています。

監督は10人で、それぞれ持ち時間が約10分。監督の中には世界的にも活躍する俳優、ガエル・ガルシア・ベルナルと、ディエゴ・ルナも名を連ねていて、それぞれ1作品ずつ参加しています。



*注)やはり週末が終わると映画は非公開にされましたので、トレイラーを貼り直しますね。ちなみに元のリンクはここでした(http://www.youtube.com/v/iQ0Z4lzWJEU?)






タイトルも「REVOLUCIÓN」ということで、メキシコ革命から100年経った、今のメキシコからみた革命を描くというテーマみたいですが、まぁ革命とはほとんど関係ないやん!という短編の方が多いですかね。

そんななかでも、”パンチョ・ビージャの甥っ子”を描いた、Rodrigo Plá監督の「30-30」、これは面白かったですね。 ちなみにパンチョ・ビーリャというのはメキシコ革命の偉人の一人です。うちの町ではそんな名前のメキシコ料理のレストランがあったりします(笑)甥っ子を演じた俳優さんの表情がたまらなくいいです。

Jorge y Sofía Riggen監督の「Lindo y Querido 」これも、途中の展開にケラケラ笑ってしまいました。全体的にはプロットが甘いと思いますが、アイディアが最高です。

そして、私が一番気に入ったのはMariana Chenilloという女性監督の「La tienda de raya 」です。俳優さん達の演技が絶妙。女優さんが…する場面で思わずえっ?となります。非常によく出来てる。そして、感情の微妙なやりとりが、視線を通じてよく伝わってきます。また最後のたくましい事。

マイディア♡ガエル様の作品は、うん、まあまぁですかね。子供たちが出てきます。彼は今南からメキシコに渡ってくる(そして抜けて北を目指す)移民に関するドキュメンタリーを撮影にかかわっているようで( http://bit.ly/c1wkMx )、完成が楽しみです。


それぞれの短編映画の監督とタイトル名は以下の通り。

La Bienvenida - Fernando Eimbcke
Lindo y Querido - Jorge y Sofía Riggen
Lucio - Gael García Bernal
El Cura Nicolás Colgado - Amat Escalante
Este es mi reino - Carlos Reygadas
La tienda de raya - Mariana Chenillo
R-100 - Gerardo Naranjo
30-30 - Rodrigo Plá
pacífico - Diego Luna
la 7th Street y Alvardo - Rodrigo García



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