最近のアマゾンさんのページというのは実に便利な事に、「あなたはこの本をいついつ買いましたよ」というのを教えてくれて、子供が読んでるコミックの続き巻を買う時なんかに大重宝なのですけど、それで今見たら、この本を買ったのは2007年9月ですと。「カラマーゾフの兄弟」新訳ブームのまっただ中でした。
はい、買った時は一巻の、ゾシマ長老とフョードルの顔合わせの場面で挫折。「このおじさん(フョードル)は、こんないい人な教会の長老様になぜこんな口をきくんだい!!!」と、いやになって辞めてしまった、ううう。
しかし…そのまま2年近く放置していたこの本が本棚に5冊仲良く並んでいるのを目にし、「いや、もいちどトライしてみるべ」と最後まで読破を目標に再び本を開き、今回は3週間ほどで読み終えました。
あーーー、この達成感(爆)!!! 母ちゃんやったよ!みたいな。
考えてみたら露文学の小説をまともに読んだのはこれが初めてだったり(ああでもイワンのばかとツルゲーネフくらいは読んだ事あったっけ)。確かに露文のイメージ「名前が長い、変化する、覚えきれない」がほとんどなくて、また「どよーんと重暗い」というイメージもなく、すらすら気持ちよく読み終えられたのは、有名になったこの亀山先生の新訳さまさまです。